横浜DeNAベイスターズ応援記

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☆9/29(金)横5-3神 全員で掴み取った勝利。現地で勝利への執念を感じた凄まじい試合。

シーズンも残り4試合。今日負けて広島が勝てば2位は消滅の状況。後ろには3位を狙う巨人も控える。もう1戦も負けられない。3連勝締めでシーズンを終えたい。


今日も現地に向かった。もう最終戦までハマスタに通う。平日のハマスタ観戦は、如何せん家が館内から遠いため、終わった後家に帰ると24:00頃になる。もう若く無いから体に堪えないと言えば嘘になるが、やはりこの大事な時期は直接選手たちに声援と言う形でパワーを届けたい。少しでも何か力になりたい。その心は若いときも今もずっと変わらない。


現地に到着したのは18:50。到着時は1-2のビハインドで、さらに到着後まもなく佐藤輝の2ベースを起点に1点が入り、早々に2点を追いかける苦しい展開となった。


横浜の先発は石田。調べてみると今季のハマスタ石田を、恋人かと思うくらい全て見ていた自分。と言うわけで、今日、背信投球をしたらもう振ろうと思う。友達の関係に戻ろう。予告先発で石田だったらもう行かない。多分行くけど。


打線は4回に奮起。制球の定まらない青柳を攻め立て、3点を奪う一気の逆転。4-3となった。


しかし今日も石田がピリッとしない。現地で見ていると、どうしても球に力が無いように思う。かわす投球に見えてしまい、しかもかわし切れていない。5回表、ミエセスから始まり、近本、中野に3連続ヒットを浴び、無死満塁を作ってしまう。正直もう何点入るか分からないと思って見ていた。同時に2位も終わったんだな、と。


凄まじい継投


阪神のクリーンナップが出てくる。先ずは3番森下。石田が続投。前2打席は三振、三ゴロと唯一全く石田に合っていない相手。その状況通り、ここはワンバウンドをする変化球にバットが回り、空振り三振に。局面は1死満塁に変わる。


ここで投手が宮城にスイッチ。宮城はこういう場面を気概に感じるという記事を最近見たので、やってくれるんじゃないかと思って見ていた。打者は4番大山。ボールが先行するもののフルカウントまで勝負はもつれ、最後は内角低めに渾身のストレート。149㌔の糸を引くようなボールに大山は手が出ず、審判はストライクをコール。見逃し三振となった。


ファームに良く行く自分は、球場の中で1番に近いくらい宮城を見てきたが、横須賀スタジアムでも投げたことのないようなボールを今日の宮城は放っていた。大山に最後に投げたボール、間違いなく宮城のキャリアで1番のボールだった。


とうとう局面は2死満塁に。ここで横浜は再び投手をスイッチ。石川がコールされた。


正直この継投は痺れた。監督の執念。今日は絶対に勝つという気持ちが継投に見て取れた。1人でも、いや一球でも間違えれば全てが終わる。それを覚悟の上で、選手を信じ、勝利を信じ、送り出す。この試合はこの瞬間に凄まじい試合になった。


当の石川は5番佐藤輝を早々に追い込むも、勝負球の直球が僅かに低めに外れ3-2に。一度靴ひもを結んでから投じた一球は、宮城と同じ渾身のストレート。今度は浮き上がるように伸び、佐藤輝のバットは空を切った。空振り三振。見事に無失点で抑えた。



UZGS(アルティメット残塁グランドスラム)


個人的にこの場面、今季一番見応えがあった。多分「今シーズンでナンバーワンのシーンは?」と言われればここを答えるだろう。凄まじい時間だった。


全員野球


その後もこの1点差を伊勢、エスコバー、上茶谷と回跨ぎも辞さず守り続ける。本当に全員見事の投球で、気迫十分。もう絶対負けられないんだという気持ちを全員から十分すぎるくらい感じた。ベンチの石田も降板後、ずっと気持ちの入った表情で仲間を鼓舞していた。そう、これぞ全員野球。気持ちが一つになっていた。


8回裏に1点を追加し、9回は森原の代役ウェンデルケン。ランナーを一人出すも糸原を併殺に仕留め、5-3で横浜が逃げ切った。伊勢が4勝目(6敗)、ウェンデルケンが2S目。


これで横浜はクライマックスシリーズの進出が確定。最低限の目標は果たした。目指すところは今は一つ上。2位になり、ホームでCS開催を叶えるため明日も全員野球で勝利したい。頑張れベイスターズ!!

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