「勝ち切る覚悟」~梶原の1番定着により、戦い方に変化
プロ野球も残すところ20数試合と佳境に入ってきた。
ベイスターズは現在4位。順位だけ見ればペナントまで程遠い位置にいるが、このところの凄まじい勢いを見るに、大捲りでの優勝も期待せずにはいられない。
躍進の考察はネット上でもいくつかされている。
・「三浦監督の喝」
・「1点差を勝ち切るためのバントの多用」
・「先発、リリーフを引っ張らない」
どれも勝利に結びついているから、全てその通りなのだろう。
ただ自分は、明らかにこれだ、と思うところがある。
それは「梶原の1番定着」だ。
8月は梶原がとにかく打った。元々ファームで走攻守ポテンシャルの高さを見せつけていたが、ボールコンタクトが課題で、2軍でも空振り三振は目立った。
今期は度会の不振で一軍に上がると、「ポジションは誰にも譲らない」と言わんばかりに打ちまくった。1軍級の投手のキレには対応出来ない事があったが、追い込まれるとコンタクト率を上げるようなスイングに切り替えるなどの工夫が生まれ、ヒットを量産。
塁に出れば成功率の高い盗塁能力を持ち、相手投手にプレッシャーをかけてくれる。2塁にいれば単打でも生還。1塁にいれば長打で生還する。
現地で見ているに、梶原は森敬斗より速い。大きな身体が高速で動く姿に迫力があるからこそかもしれないが、とにかく速い。
梶原が2塁にいれば、単打で帰れる。であるからこそ、初回からでもバントで送る。クリーンアップは梶原を返すためにコンタクトなバッティングに徹する。大味な野球から確実性の高い野球にシフト。先制点をあげる試合が増えた。
しかも梶原には長打力がある。元々反対方向へぐんぐん伸びる長打力が買われて1軍に上がっていた選手。今季も既に4本の本塁打を放っている。
梶原の1番定着がベイスターズの野球を変えた。そしてベイスターズは勝つようになった。
仮に大捲りで今季ベイスターズが優勝したとすれば・・・その立役者は梶原と言い切りたい。