東と戸郷。日本を代表する左右のエース対決。昨季の最多勝を争った2人で、実力通り一点勝負の見応えある好試合となった。

東は開幕戦同様、やや立ち上がりがピリっとしない。昨季は四球や長打を許すなんて事が殆ど無かったが、今日は初回に四球、2回に長打と先制点を献上してしまう。

対照的に戸郷は球威、変化球、制球とも抜群で5回まで2塁も踏めずノーチャンス。昨季最終戦1-0スコアの悪夢が過ぎったが(最終戦も東が先発)、6回表ようやく東に援護点がもたらされる。

先頭林のラッキーな長打から、東がしっかりと送り、期待のルーキー度会がしぶとく一二塁間を破るタイムリー。同点になる。

そして6回表。先頭の牧がヒットで出た後、宮崎の打席で2盗に成功。宮崎が進塁打で送り、絶好調関根がセンター前にタイムリーを放ち勝ち越しに成功する。

完全に牧の盗塁が今日の試合のポイントだった。今年は隙を突いて走る。今年から走塁改革という事でアナリストに佐竹コーチが加入しているが、オープン戦から見ても盗塁成功率が高い。昨季まではとりあえず企図をするという事に重きが置かれていたが、今年はオープン戦を見ても成功率が高い。何を教えているのか非常に興味深いが、まぁ企業秘密であろう。

その後、戸郷から取った2点を救援陣がしっかり守り切り2連勝。難敵に黒星を付けた事が何より大きい。昨季のようにブリンソンの守備に助けられた訳ではない。チームの力で取った白星。素晴らしい。

今年はやはり違う。明日も期待したい。