横浜DeNAベイスターズ応援記

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[ファーム観戦記/2023.8.27】深沢に希望を見た日。

8/25(金)からファームはジャイアンツ球場にて巨人と3連戦。私は松尾汐恩や小園健太、かつては森敬斗など、ベイスターズの未来を背負う1~3年目のプロスペクト見たさに、関東圏の球場であればどこでも足を運んでいる。今回の3連戦は金と日で試合を見に行った。金曜日の試合は動画のみyoutube内「ハマの軌跡」チャンネルで別途挙げるとして、本記事では今日の試合をピックアップする。


今日、先ず驚いたのは松尾汐恩がスタメンで出ていたこと。今までの松尾の起用法は、例えば(金)に捕手スタメンで出れば、次戦の(土)は指名打者でスタメン(或いは代打で出場)、3連戦目の(日)は完全休養といったパターンがほとんどだった。これは益子や東妻、上甲など他の捕手を試合に出し経験を積ませなければならない側面もある。今回は3つとも試合に、それもスタメンで出てきたのは何かチーム方針に変化があったのだろうか。個人的には「ひょっとして今回深沢の出来が良ければ、来週セットで一軍に上がる??」などと期待が膨らんでいた。


その深沢。先頭のオコエにいきなり2塁打を浴びるも、今日は変化球のキレ、特に制球が素晴らしく、後続から三振奪取で、4回まで全く打たれる気配がなかった。



深沢が松原を見逃し三振に抑える打席(2023.8.27ファームより)



深沢、菊田から空振り三振を奪う(2023.8.27/ジャイアンツ球場)
左打者には内角の直球と小さく曲がるカットボール。右打者には剃刀のようなスライダーと要所で外角の直球を鋭く放り込む。松尾のミットが殆ど動かず、2軍ながら打者を圧倒しているように見えた。


しかし、5回に豹変する。


打ち取った萩原の打球がちょうど右前に落ちてヒット、続く菊田の思い切り降り抜いた打球は3塁強襲で守備範囲内だったが小深田が弾き1、2塁に。そこからは明らかに精彩を欠き、山瀬に四球、オコエに二塁打と止まらなくなる。結果5回4失点で降板となった。


右サイドスローで球種、直球の質、制球の良さ、吉見スカウトが獲得時に言っていたが、深沢はまんま平良である。今日は猛暑でやむを得ない部分もあるが、5~6回でスタミナが切れるあたりまで平良にそっくりである。


ただ2年目でこの現在地にいるのは相当順調と思う。高卒投手が育たないと言われ続けるベイスターズであるが、深沢は近年の高卒投手の中でも制球が非常に良く、変化球に特徴があり、勝てる資質を持っている。これまた平良ではないが、今後の課題は球速とスタミナの上昇であろう。ただそれが備われば割と手が付けられなくなる投手になる気はする。


その他で気になった選手はやはり松尾汐恩。


今日も4回にフルカウントから松井の浮いた球を捉え、2塁打に。



二塁打 松尾(2023.8.27/ジャイアンツ球場にて)


その他の打席も三塁への強襲打を打つなど内容は良かった。守備も6回裏菊田の一塁ベンチ前のファールフライを素早く追いつき、最後はベンチに激突しながら取るなど超攻守を見せた。やはり松尾はヤバい。確実に数年以内に上がってくる。


試合は7-2で巨人の勝ち。ただ勝敗関係なしに見られるのはファームの良いところ。みんな頑張っていますよ。


※横浜の未来を見据える2人。深沢と松尾。良い表情。

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