横浜DeNAベイスターズ応援記

横浜DeNAベイスターズについて①試合感想、②編成感想、③ファーム情報などを記事にしています。 記事中の画像、動画も全てオリジナルでやっています。ぜひご覧下さい。

☆9/25(月)横1-0巨 2死球の雪辱だ!虎の子の1点を大事に大事に守り切る!!!

現地での惨敗を見届け一夜、悲しみと悔しさに暮れていたが、三浦監督のマインドに救われた事がある。これは勝負の世界、「やられたらやり返せ」。そう、負けて終わりじゃない。今年のWBCアメリカ代表のトラウトも、決勝で日本に負けた後同じように言っていた。「第一ラウンドは日本に負けたが、第二ラウンドではそうはいかない。3年後も出る」と。一流のアスリートは常に前進思考、身体だけでなく気持ちも強い。さあ、今日も試合がある。やられたらやり返せ!


さながらCSの様な緊張感


先発は大貫とメンデス。大貫は今年巨人戦で投げるのは初めて。一方メンデスは4試合横浜相手に投げており、対防御率は驚異の1.03。つまりベイスターズが非常に苦手にしている投手である。今日は大貫の出来が全てを握る試合。相手の中軸、特に坂本は絶好調。大貫が好投した上で、1点を取り、それを全員で守れるかどうかの苦しい戦いになると考え試合を見ていた。


1回表。大貫の状態は良く、直球にキレがあり、高めで空振りが取れ、高めの直球に威力がある分、フォークも活きる好循環。1番長野、2番門脇と相手にせず空振り三振、3番絶好調坂本もサードゴロに抑え、上々に立ち上がった。


その裏、メンデスも状態の良さを見せつける。大きな体で左腕から振り下ろす直球は威力十分で、常時150㌔前後、それでいてチェンジアップの抜けが良く、制球も適度に荒れていて的が絞れない。1番大田が出端でヒットこそ打ったが、直球の威力に圧されてしまい後が続かず、横浜も0点で終わってしまった。


1回が終わったこの時点で、両投手の出来が非常によく、試合展開は1点を争うロースコアになる事が濃厚と思われた。それだけに初回から横浜ベンチが見せた2番桑原に送りバントなどの采配は、戦況が良く判断出来ているナイス采配だったと思う。


その作戦が早速功を奏する。2回も宮崎が先頭で出塁。ここで6番に据えた伊藤光にまたも送りバントの指示。これを伊藤がきっちり決めて1死1塁に。7番知野は空振り三振に倒れたが(どうもチャンスで打席に立つと迷いのあるスイングをする。何を待っているかまるで分らない打席になってしまった)、8番林は対照的に初球から積極的にスイングし、見事中前に落ち、宮崎も全力疾走で応えホームイン。1点が入った。


この一点は色々大きかった。前日完封され点が取れていなかったし、打撃好調の山本を欠き、下位打線も元気が無く、正直点の取れるイメージは沸いて来なかった。だからこその思い切った采配で6番伊藤、7番知野としているのだろうなとは思ったが、そこに8番林が応えてくれた。林は今季大きく成長した一人。ナイスバッティングだった。


しかし今日の試合の緊張感は凄いものがあった。巨人も昨日勝ったことでCS圏に2差と肉薄し、目の色変えて試合に臨んで来られたように思う。一点の重み、試合の重みが選手はもちろん、球場の両チームファン全員が分かっているから、ここまで緊張感があるムードになっているのだと思う。さながらCSそのもの。もうCSは始まっているのだ。


さて早々に取ることが出来たこの一点であるが、今季の横浜先発陣は、三本柱以外(東、バウアー、今永)、先取点を取るとすぐに吐き出してしまう嫌いがある。しかし今日の大貫はキャリア1なんじゃないかと思うくらい出来が良く、何を投げても空振りが取れるくらい球にキレがあった。3~7回まで毎回のように三振を取り、ピンチは招くが、要所をしっかり抑えるナイスピッチングだった。


さあ横浜の勝ちパターンだ!


7回1アウトからベイスターズリリーバー達の圧巻のパフォーマンスが開演する。
先ずは伊勢。大貫から1死1.2塁でバトンを受けマウンドへ。8番吉川をファーストゴロで2死2.3塁に。代打梶谷が出てきたところでエスコバーにスイッチ。原監督も動きウォーカーを代打の代打に指名。一打逆転の場面でエスコバーが気迫十分の投球をし、三球三振に。凄まじいピッチングで、エスコバーも何度もグラブを叩き、自らを鼓舞していた。


8回はウェンデルケン。先頭の長野にヒットを許し、門脇に送られ、1死2塁で今日の最大の山場である3番坂本、4番岡本を迎える場面。先ずは坂本を力無い内野フライに抑えると、4番岡本との勝負は避け、5番重信に。重信は直球に全く対応できておらず、空振り三振。見事に0点で森原にタスキを繋いだ。


そして9回。森原が涼しい表情で登場。いつもと同じゆったりしたフォームで、4隅にボールを投げ分ける。僅か8球で巨人打線を退け、試合は1-0で勝利。大貫は4勝目、森原は17セーブとなった。


試合後の感想。昨日の雪辱を果たしたぞ!!です。まさにやられたらやり返せ。悔しい気持ちも今日の勝利で吹っ飛んでいった。ありがとう横浜!ありがとう番長!ありがとう!


明日勝ってCSを揺るぎないものに!現地、行けたら行きます!

×

非ログインユーザーとして返信する